【SWITCHインタビュー 達人たち】 石工 粟田純徳のwiki風プロフィール

12月26日(土)の22:00~22:50放送のNHKの番組「SWITCHインタビュー 達人たち」に俳優で最近はバラエティにも出演される高橋秀樹さんと昔からの石垣作りの技を引き継ぐ石工の粟田純德さんが出演されました。

異なる分野で活躍する2人の達人が一方が聞き手となり、途中で入れ替わり話し手となりお互いクロスでインタビューをする番組です。

今や大御所となった高橋秀樹さんの俳優人生と自然の石を積み上げて作る石垣の技術者の粟田純德さんお二人のお話は長年やり続けられたこその深い重みのある内容でしたね。

今回は番組に出演される石工の粟田純德さんのプロフィールや経歴をwiki風にまとめてみました。

粟田純德さんのプロフィール

粟田純德(あわたすみのり)

1968年、滋賀県生まれ

趣味は、サッカー教室に通う息子の試合観戦

仕事終わりの一杯が至福のひととき

地元の中学校を卒業後すぐに、祖父で13代目の穴太衆棟梁の粟田万喜三氏に師事しています。2005年に父で14代目の粟田純司氏より会社を受け継ぎ15代目を継承しました。

現在は、株式会社粟田建設の代表取締役です。

粟田建設

所在地:〒520-0113 滋賀県大津市坂本3丁目11-29

電話番号:077-578-0170

FAX:077-579-1379

粟田純德さんの経歴

粟田さんは、13代目から「俺の技術は目で見て盗め」、「石の声を聴き、石の行きたい所に石を置け」という言葉を伝えられ、現場での仕事をするうちに「石を見る目を養う。どれだけ石を観察しているかが重要だ」と13代目の言葉をそう解釈するようになったそうです。

仕事はまず「石選び」で、実際に石垣をつくる現場を見て、それから山へ行って石を選びます。

頭の中で組み合わせをイメージして、石を買ってきて現場で置いていきます。

自然にある石で図面には起こせない。同じ石は一つもない。と語る粟田さん。

そんな粟田さんの石垣作りは、穴太衆と呼ばれる安土桃山時代に活躍した石工の集団の技術である穴太積み(あのうづみ)と言われる自然石をそのままの形で積み上げ頑丈で美しい石垣を作る技術で加工した綺麗な石で積み上げた石垣よりも耐久性があるそうです。

今では穴太衆の職人技を伝承するのは粟田家のみと言われています。

粟田建設の石垣の修理や修復作業は主に、兵庫県の竹田城や篠山城、滋賀県の安土城や彦根城、高知城、熊本城です。

日本では、新規の工事も少なくなり、一度修復作業が行われると長持ちするので需要もそんなに多くないそうです。

そこで海外への仕事の幅を広げていきます。

2010年アメリカの石工関係者の団体「The Stone Foundation」の招きで石積み技法のワークショップで技を披露したことがきっかけで海外に穴太衆の石積みの技術が認められるようになります。

新規の大きい工事として、ポートランドの日本庭園の拡張工事の仕事を行ったり、その時の建物のほうを設計されていた建築家の隈研吾さんより、「今度ダラスで別のプロジェクトがあって、石積みも取り入れたい」とお話しをいただき、ダラスではビルの外構工事を全て請け負ったりもしています。

まとめ

石工の粟田純德さんのプロフィールや経歴のwiki風でした。

穴太衆の技術の凄さや素晴らしさは、後世に伝えていくべき日本の宝です。

石を選び積み上げていく姿を想像するとかっこいいですね。

この技術と石垣のある建物がいつまでも残されていくことと、もっと世界に広がることを願いつつこれからの活躍に期待しています。

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