【東京オリンピック】競歩藤井菜々子選手のプロフィールと経歴や成績

競歩の藤井菜々子選手をご存じでしょうか。

高校時代の怪我がきっかけで中長距離から競歩に転向し、短期間で大会優勝、インターハイ連覇など輝かしい成績を残され、東京オリンピックの出場が内定した有力選手です。

そんな競歩の藤井菜々子選手のプロフィールと経歴や成績についてご紹介します。

競歩 藤井菜々子選手のプロフィール

名前:藤井菜々子(ふじい ななこ)

出身地:福岡県那珂川市

生年月日:1999年5月7日

身長:159cm

体重:44kg

出身中学校:那珂川市立那珂川北中学校

出身高校:北九州市立高等学校

種目:競歩

所属:エディオン

競歩 藤井菜々子選手の経歴や成績

藤井選手は、もともと長距離を走ることが大好きで、小学1年生の頃から校内のマラソン大会で優勝するほどの実力の持ち主で、小学3年生から陸上クラブに通い始め、那珂川北中学校では800メートルや1500メートルなどの中距離を中心に走る選手だったそうです。

この頃は学校の部活動の練習とクラブチームにも通い毎日走ってたそうです。

駅伝を走りたいという思いがあり、高校は長距離の強豪校である北九州市立高等学校に進学されます。

トラックでは3000メートルや5000メートルの練習をしながら、1年生にして全国高校駅伝の地区大会に出場されています。

そんな藤井選手に競歩への転向のきっかけとなることが起こります。

怪我をしてリハビリ中に出会った競歩

高校1年の2月に左足のすねを疲労骨折し、しばらく競技から離れざるを得なくなってしまいます。

そのリハビリの間に心肺能力を高めるため、競歩の練習をしていた先輩や同級生の後ろをついて歩いたそうです。

その時、同校陸上部の監督は藤井選手の歩きを見てフォームの良さや才能を見出し競歩への転向を薦めたそうです。

陸上を始めた時から藤井選手は長距離を走るのが大好きだったので転向を拒否されたそうですが、怪我の治り具合は完全ではなく、長距離に出場できる状態ではなかったことから、「競歩に1度出てみろ」という監督の指示もあり、やむなく北部ブロック予選会に出場されたそうです。

軽い気持ちで初めてのレースに臨んだ藤井選手でしたが、見事に予選会を突破されます。

それから2週間後の福岡県大会で優勝、そのまた2週間後の北九州大会も制覇し、2・3年時にインターハイ女子5000m競歩で連覇を達成されます。

そして国体女子5000m競歩で優勝し高校記録を更新されます。

初めての大会出場からこれほどの好成績を出されるとは凄すぎますね。

ダイヤモンドアスリートに認定され競歩で世界をめざす

素晴らしい結果を残していく状況でも、やはり長距離を走りたいという気持ちは変わらなかったようです。

そんな藤井選手が競歩でやっていこうと決心したのは、リオデジャネイロオリンピックに出場し東京オリンピックも出場内定の競歩の岡田久美子選手との練習やふれあいからでした。

藤井選手は、日本陸上競技連盟が次世代の競技者の強化育成や、国際社会の発展に寄与する人材に育つことを目的に創設した「ダイヤモンドアスリート」制度の4期生に認定されました。

その活動のなかで岡田選手と一緒に練習をしたり、トレーニングや会話を通して競歩の世界やトップレベルを実感じた藤井選手は、「競歩で世界をめざしてみたい」と思うようになったそうです。

その後、2019年の日本選手権女子20km競歩で2位、同年の世界陸上競技大会ドーハ大会女子20km競歩で7位に入賞されます

そして、2020年の全日本競歩能美大会の女子20km競歩で優勝し、東京オリンピック代表が決まりました。

2021年の日本選手権の女子20km競歩で見事初優勝されます。

まとめ

競歩の藤井菜々子選手のプロフィールと経歴や成績についてご紹介しました。

長距離を走りたいという思いがありながらも高校時代の監督の薦めや、岡田久美子選手との練習や話をする中で競歩で世界をめざす目標に変わった藤井菜々子選手。

そして東京オリンピックへの切符も勝ち取り競歩界の将来を担う選手になられることでしょう。

ゴールでの可愛らしい笑顔も楽しみですね。

これからの活躍を期待するとともに応援しています。

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