競歩の山西利和選手をご存じでしょうか。
高校生の時にトラックランナーから競歩競技へ転向後に頭角を現し、社会人になっても競技を続け、2019年の世界陸上で日本人初優勝し、東京オリンピック出場が内定した有力選手です。
そんな競歩・山西利和選手のプロフィールと経歴や成績についてご紹介します。
競歩 山西利和選手のプロフィール
名前:山西利和(やまにし としかず)
出身地:京都府長岡京市
生年月日:1996年2月15日
身長:164cm
体重:54kg
出身中学校:長岡京市立長岡第三中学校
出身高校:京都市立堀川高等学校
出身大学:京都大学工学部物理工学科
種目:競歩
所属:愛知製鋼
家族は、両親、弟の4人家族
競歩 山西利和選手の経歴や成績
長岡京市立長岡第三中学校の時は3000mを走るトラックランナーでありましたが、京都市立堀川高等学校1年生の6月、先輩達の歩く姿を見て興味を持ち、長距離と並行して競歩も練習するようになったそうです。
最初は見よう見まねで歩き、ルールを守るのに苦労されたそうですが、練習を重ねるうちにみるみる上達されたようです。
競歩競技の歩き方のルールは両方の足が地面から離れてはいけない、前脚は地面についた瞬間から地面と垂直になるまで膝を伸ばさなければならないということなので、反則にならないようにまずはフォームからの徹底した練習をされるんですね。
2年生からは競歩をメインに取り組むようになったそうです。
競歩に転向されてからの素晴らしい成績
3年生の時に、2013年世界ユース陸上競技選手権大会に日本代表選手として出場し、男子10000m競歩で日本人選手として初優勝を果たされました。また平成25年度全国高等学校総合体育大会の陸上競技男子5000m競歩で当時の大会記録を更新し見事優勝されました。
競歩に転向して2年もたたないうちに大会で優勝。しかも大会記録を更新されたのですから凄いですね。
高校卒業後は京都大学工学部物理工学科へ進学され、2016・2017年の日本インカレ10000m競歩で優勝し、2017年の日本選手権20km競歩で3位、ユニバーシアード20km競歩で金メダルを獲得されました。
2018年2月の日本選手権では、20km競歩で準優勝されました。
数々の大会で活躍、そして東京オリンピック内定へ
2018年3月、大学卒業後はトヨタグループの愛知製鋼へ入社し、引き続き陸上競技選手として活動し、数々の大会へ出場されています。
社会人になられてからの成績は、
2018年 世界競歩チーム選手権 20km競歩 4位
2018年 アジア大会 20km競歩 2位
2018年 全日本実業団選手権 10000m競歩 4位
2018年 福井国体 10000m競歩 3位
2019年 日本選手権 20km競歩 3位
2019年 全日本競歩能美大会 20km競歩 優勝
2019年 中部実業団対抗 10000m競歩 優勝
2019年 競歩GPラコルーニャ 20km競歩 優勝 (日本人初)
2019年 ドーハ世界陸上競技選手権 20km競歩 優勝 (日本人初)
この後、東京オリンピック出場が内定しました。
2020年、2021年の日本選手権では20km競歩でそれぞれ優勝し大会2連覇を達成されました。
まとめ
競歩・山西利和選手のプロフィールと経歴や成績についてご紹介しました。
出場される大会で優秀な成績を残し、トップアスリートとなられた競歩の山西利和選手。
歩き方の練習から始まり、大会記録更新やオリンピック出場内定までの経歴は才能と共に一つの事を成し遂げる地道な努力があったからなのではないかと思います。
東京オリンピックでの勇姿が楽しみですね。
これからの活躍を期待するとともに応援しています。
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